5日目 (2006/02/07)

今日はブレシア戦が有ります。
ブレシアの試合を前半だけ見てミラノに帰る予定です。
電車で1時間位の所に有りますが試合は20:30から、終了は22:30位です。
スタジアムまではバスで20分位、最終電車は22:30ですから・・・ムリっす。

しかし今回の仕入れの旅ですが店長はお腹がずっと痛い・・・
とにかく痛むのです、トイレに駆け込む訳では無くです。

朝食も程々に部屋へ戻りO君と作戦会議ですよ。
店長「腹が痛くて・・・」
O君「つらそうですね・・・」
店長「憂鬱だな・・・夜の試合だよな・・・」
O君「そういえばトリノの買い付けはいつにしますか?」
店長「木曜or金曜を予定しているけど・・・なんで?」
O君「今から行っちゃいませんか?」
O君「間に合えばブレシアに行けば良いし?」
店長「・・・・お腹痛い・・・・」
O君「荷物の量も予想できるし早い方が・・・」
O君もたまには良い事言いますね〜(笑)
きっとイタリアの知性の天使が彼に舞い降りたに違いない。

お腹痛いのを我慢して昼前にトリノへ出発!

往復で15.7ユーロ(2300円くらい)1時間30分位で着きます。
電車に乗ってビックリ!凄い綺麗・・・さすが数日後にオリンピックが開催されるから汚い車両をトリノ⇔ミラノで走らせる訳にはいかないんだね!
トリノの駅を降りたが・・・オリンピック???
本当にやるんですか?ってくらいに盛り上がってない(苦笑)
交差点にオフィシャルのウェアー着た人が案内の為にポツポツ居るくらいです・・・
目的のお店は昼休み中なので店長達もカフェへ!
結構ボリュームのある料理がそこそこの価格で食べれて満足満足(笑)
店を出ようとしたらO君がマロングラッセ購入、ココでまたO君GJ!
昨年よりKさんより頼まれていたエスプレッソ用のCUPをカウンター内に発見!!!
O君の買い物が無ければ気付かなかったよ!
店長は勇敢にもカウンター内のオヤジさんにCUPをくれないか交渉。
オヤジさんは奥さんが怖いのか静かにしてろと合図を・・・
奥さんがこちらを向いてオーダーを叫んだ瞬間俺達は知らんぷり(笑)
奥さんが背中を向けた途端オヤジが小声で「レガーロ」とCUPをくれた。
オヤジ、ありがとうな!そして頑張れ!
大喜びで町をスキップする店長の頭上でイタリアの天使がほほえんでいたに違いない!

さて、トリノ駅側のCANPIONIなるショップへ
昨年の仕入でも訪れたんですが昼休み直前に到着した為買い物中に昼休み突入、
早く帰れ的扱い(笑)を受けてたんで今回のリアクションに期待!

15時10分入店
扉を開けるとチャイムが鳴りカウンターで書き物をしている親父さんを確認
店長「チャオ(低い声で)」
振り返るオヤジさん、店長を見た瞬間に昨年を思い出したのか頭を抱えるポーズ(爆)
でも直ぐに両手をめいっぱい広げ笑顔で迎えてくれました。
店の奥へ息子さんを呼びに行き息子さんも登場、笑顔で握手!

昨年とはまた違う商品等が所狭しと並んでいて店長は子供の様に目がキラキラしてたはず!
オヤジさんからは「来る前にメールしてくれ」って怒られちゃったよ(笑)
そこで店長は今年の課題「日本から注文できるルートを作る」の為オヤジさんに交渉!
店長「メールで発注できないですか?」
オヤジ「俺はイタリア語しかできないからなぁ〜」
店長「俺も日本語ならできるよ」
オヤジ「・・・だな・・・」
また頭を抱えてフリーズするオヤジ(笑)
そこへ息子さんが来て親父さんとなにやら相談を始め電話をかけ始めちゃいました。
無理なのかな?なんて思い店外で一服・・・吸い終わる前にオヤジが慌てて叫びながら店長を呼んでます!
オヤジ「アキラ〜!アキラ〜!」
なんだなんだ?お店に戻ると電話に出ろって・・・
店長「チャオ・・・???」
なんか店内のイタリア人が笑ってる・・・次の瞬間電話機からは女性の声で
「こんにちは」???
へ?日本語???
なんと息子さんが日本語の出来る人に連絡してくれていたのです。
電話先の女性はイタリアのローマに住むガブリエラさんで通訳をやってくれるって話し!
通訳が居るならメールで注文を受けてくれるって事でしたので目的達成!!!
やはりイタリアの女神が店長に微笑みましたよ!

今年も充実した仕入が出来ました。

さぁミラノに帰ろう!
昨年も駅から近いのに店長は道に迷いました・・・
そう今年も・・・
O君と話し合いたぶんコッチだろうと歩いていましたが不安に・・・
店長は構わず道行くご婦人に「駅はどこですか?」
ご婦人は親切に駅の方向を指差し教えてくれました。
O君と店長の思っている方向とはまったくの逆側でした(笑)

なんだかんだで電車は19時発、ブレシアの試合には間に合わないんです。
ちょうどH君から電話!
H君「ブレシアに到着しました、今何処ですか?」
店長「まだトリノなんだよ〜、そっちには行けないよ、ゴメンな!」
H君「了解です!とりあえず良いものは買っておきますね!」
店長「よろしく!」
焦る事も無くマッタリミラノへの電車に揺られる2人。 キセルの少年が乗務員と一悶着しているのを見て改めてイタリアを実感しました。
店長達はミラノに無事帰りホテルで購入してきた膨大な商品整理をしながらブレシア組の帰りを待つのであった。
しかしO君は「眠いから」なんていって帰りを待つ事無く深い眠りに・・・
店長は「仕入れをしてくる彼らを起きて待っている!」なんてカッコいい台詞を吐いて5分後には・・・寝てました(汗)

まさかその時彼等ブレシア組にイタリアの牙が襲いかかろうとしているなんて知るよしも無かったんです・・・

 
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